いちごこんにちは、ケーキなどのデザートよりも甘口ワインが好きなソムリエのいちごです。
甘口ワインが好きだけど、
「どれを選べばいいのかわからない」
「甘い＝デザートワイン？」
と迷ったことはありませんか？
実は甘口ワインにはいくつもの種類があり、
甘さの理由・味わい・楽しみ方はそれぞれ違います。
ピノきち甘口ワインで検索するとたくさん出てきてどれを買ったらいいかわからないよ。
この記事では
✔ 甘口ワインの基本
✔ 初心者でも失敗しない選び方
✔ 代表的な甘口ワインの種類
✔ もっと美味しく楽しむ飲み方
をワイン初心者さんにもわかりやすく解説します。
「なんとなく甘口」から卒業して、
自分好みの1本を見つけてみませんか？🍷
甘口ワインとは？初心者が知っておきたい基本
甘口ワインとは、その名の通り甘みを感じやすいワインのこと。
辛口ワインに比べてアルコール感が穏やかで、
ワイン初心者や「お酒が強くない人」にも人気があります。
甘口ワインの甘さは、
✔ ブドウ由来の糖分が残っている
✔ 製法によって甘みが引き出されている
ことが理由です。
「甘い＝安いワイン」というイメージを持たれがちですが、
世界的に高級とされる甘口ワインもたくさん存在します。
甘口ワインが甘くなる理由｜実は3つある
甘口ワインの甘さには、主に次の3つの理由があります。
① 発酵を途中で止めている
アルコール発酵を途中で止めることで、
ブドウの糖分が残り、自然な甘さになります。
② ブドウを遅摘み・乾燥させている
収穫を遅らせたり、乾燥させることで
糖度が凝縮したブドウを使います。
③ 貴腐菌がついたブドウを使っている
貴腐菌によって水分が蒸発し、
濃厚で上品な甘さが生まれます。
👉 この違いを知るだけで、
甘口ワイン選びがぐっと楽になります。
代表的な甘口ワインの種類５つ
アイスワイン
寒い地域で完熟したぶどうの実が自然に凍り、その凍ったぶどうで作ったものがアイスワインです。
凍ったぶどうからは通常の１割程度しか果汁が絞れないため、希少価値が高いワインなのです。
アイスワインを作っている代表的な国はドイツ、カナダです。
貴腐ワイン
貴腐ワインは白ワインのぶどう品種で造られます。
完熟したぶどうの果皮に貴腐菌というカビがつくことでぶどうの糖度が高くなり、
その貴腐化したぶどうで造った甘口のワインを貴腐ワインといいます。
カビ由来の香りによってアイスワインよりも複雑性が増します。
モスカート（マスカット系）
フルーティーで華やかな香り。
ワイン初心者さんに特に人気です。
干し葡萄ワイン
干しぶどうワインには甘口だけではなく、辛口のものもあります。
ぶどうを陰干しして、水分を蒸発させ果汁をしぼってワインを造ります。
干しぶどうワインで代表的なワインは2つあります。
ヴァン・ド・パイユは高級ワインです。ハーフボトルでも5,000円以上します。
イタリアに干しぶどうから造る「アマローネ」という辛口ワインもあります。
遅摘みワイン
遅摘みワインはぶどうの収穫を遅らせ、糖度を上げてから収穫してワインを造ります。
フランスではヴァンダンジュ・タルティーヴ
品種はセミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカ、シュナン・ブランなどです。
甘口ワインとのペアリング
ドライフルーツと合わせる
甘口ワインを単体でももちろん楽しめますが、ドライフルーツと合わせるとより美味しくいただけます。
干しぶどう、クランベリー、マンゴーなどお好みのドライフルーツと合わせてみてくださいね。
チーズ
ワインとチーズの相性が良いのは言うまでもありませんが、
中でもブルーチーズとの相性は抜群です。
ブルーチーズにはちみつを少しかけて、甘口ワインと合わせるともう最高です！
こんな人には甘口ワインがおすすめ
甘口ワインは、こんな方にぴったりです。
- ワイン初心者
- 辛口が苦手
- 食後に甘いものが欲しい
- ゆっくりリラックスしたい
「ワインは難しそう…」と感じている方こそ、
甘口ワインから始めてみてください。
まとめ
甘口ワインは、
知れば知るほど奥深く、楽しい世界があります。
✔ 甘くなる理由
✔ 種類の違い
✔ 自分に合う選び方
を知ることで、
「なんとなく選ぶ」から
「自分で選べる」ワインへ。
甘口ワインは食前酒として楽しむこともありますが、食後に飲むことが一般的です。
甘口ワインはデザートワインとしての位置付けもありますので
メインディッシュの後にはケーキなどのスイーツもいいのですが
ぜひ甘口ワインを召し上がってみてください。
ぜひあなたのお気に入りの甘口ワインを見つけてくださいね🍷♡
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