いちごこんにちは、ソムリエのいちごです。
ワイン検定シルバーを受けようと決めたものの「どんな問題が出るのか」「ブロンズとどれくらい違うのか」が見えず、不安になりますよね。
テキストは手元にあっても、どこから手をつければいいか迷う方も多いと思います。
この記事ではわたしが2023年に受験したときの問題冊子をもとに、ワイン検定シルバーの過去問を分析します。
国ごとの出題数、ブロンズにはなかった問題のタイプ、そして実際の出題例を3問、答えと一緒に紹介します。
読み終わるころには「まず何を覚えるべきか」がはっきりするはずです。
勉強期間が短い方こそ、優先順位を知ってから勉強を始めてください。


社会人7年目のときに「田崎真也ワインサロン」でソムリエ対策講座を受講。
2002年 ソムリエ資格取得
2005年 シニアソムリエ資格取得
現在アカデミー・デュ・ヴァンの受講生。知識をブラッシュアップしつつ、ワインを学びたい人向けにこのサイトを運営。
ワイン検定シルバーの出題形式と13か国の配分


2023年度の試験は全70問の3択形式でした。
テイスティングはなく、筆記のみです。出題範囲は13か国で、国ごとの問題数には大きな偏りがあります。
| 国 | 問数 |
|---|---|
| フランス | 14問 |
| イタリア | 9問 |
| アメリカ | 7問 |
| スペイン | 6問 |
| 日本・オーストラリア | 各5問 |
| ドイツ・ポルトガル・ニュージーランド | 各4問 |
| オーストリア・チリ・アルゼンチン・南アフリカ | 各3問 |
フランスとイタリアだけで23問、全体の3分の1を占めます。
合格ラインは正答率70%といわれているので、この2か国を落とすと一気に厳しくなります。
逆にいえば、ここを固めるだけで合格にぐっと近づきます。
なお13か国という範囲や配分は年度によって変わる可能性があります。
実際の過去問を3問|ブロンズにはなかった問題タイプ
ブロンズと比べて「ぐっと難しくなった」と感じた理由は、問題のタイプが増えたことにあります。
ここでは、ブロンズにはなかった3つのタイプを、実際の問題で紹介します。
(出典:日本ソムリエ協会 ワイン検定シルバークラス 2023年度 問題冊子より引用)
タイプ1:法律・表示のルール
日本ワインのラベルの表示ルールで、産地名を表示する為に必要なブドウの収穫地の割合に該当するものを1つ選んでください。
1. 65%以上使用 2. 75%以上使用 3. 85%以上使用
答えは「3. 85%以上使用」です。ラベルに産地名を書くには、その土地で収穫したブドウを85%以上使う必要があります。数字を正確に覚えていないと解けない、シルバーらしい問題です。
タイプ2:地図から産地を選ぶ
フランス地図に記載されている①〜③の中から「ボルドー地方」に該当するワイン産地を1つ選んでください。
白地図に3か所の印があり、正しい位置を選びます。名前を知っているだけでは足りず、地図上のどこにあるかを覚えておく必要があります。フランスとイタリアで出題されました。
タイプ3:数値・統計
2017年のスペインのワイン用ブドウ栽培面積は世界第何位ですか。
1. 第1位 2. 第2位 3. 第3位
答えは「1. 第1位」です。スペインは世界で最も広いブドウ畑を持つ国です。
ほかにも使用率や順位など、数字そのものを問う問題がいくつかありました。
出題傾向からわかる、優先して覚える分野
70問を種類ごとに分けると、次のようになりました。
| 問題の種類 | 問数 |
|---|---|
| 産地・地理(地図問題を含む) | 約17問 |
| ブドウ品種 | 約16問 |
| 法律・表示・格付け | 約9問 |
| 歴史・年号・人物 | 約7問 |
| 製法・ワインのタイプ | 約6問 |
| 数値・統計 | 約6問 |
| 気候 | 約4問 |
産地と品種で半分近くを占めます。ここはブロンズと同じで、送られて来たテキストをしっかり読めば取れる部分です。
差がつくのは残りの半分です。格付けの段階数、地理的表示(産地名を法律で保護する仕組み)が指定された年、栽培面積の順位。こうした細かい数字や年号は、なんとなく読んだだけでは頭に残りません。
わたしのおすすめは、産地と品種を先に固めてから、数字と年号を別にまとめて覚える方法です。優先順位をつけると、限られた時間でも合格ラインに届きます。
2週間で合格した勉強法


わたしの勉強期間は2週間ほどでした。ただし正直にお伝えすると、わたしは2005年にシニアソムリエの資格を取っていて、知識のブラッシュアップとして受験しました。ゼロから始める方は、もう少し余裕を見ておくと安心です。
基本はテキストの黄色いマーカー部分を中心に覚えることです。これはブロンズと同じです。ただしシルバーは範囲が13か国に広がるので、全部を均等に読むと時間が足りません。
そこで出題数の多いフランスとイタリアから始めて、産地と品種を国ごとに固めていきます。地図問題に備えて、主要な産地は「名前」だけでなく「地図上の位置」も一緒に確認しておくと安心です。
数字と年号はテキストを読みながら別にメモしておくと、直前の見直しがしやすくなります。出題数の多い国に時間を配分する、これがいちばんの近道です。
まとめ


- 2023年度は70問・3択で、フランスとイタリアだけで3分の1を占める
- ブロンズにはなかった「法律・表示」「地図」「数値」の問題が加わる
- 産地と品種を先に固め、数字と年号はまとめて暗記する
2026年度の申込は9月17日から10月22日まで、試験は11月19日・21日・22日です。試験の概要や受験資格はワイン検定シルバー攻略法の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。
よくある質問
Q. ワイン検定シルバーはブロンズより難しいですか?
A. 出題範囲が13か国に広がり、問題のタイプも増えます。とくに数字や年号を正確に問う問題と、地図から産地を選ぶ問題は、ブロンズにはありませんでした。テキストを読むだけでなく、覚えるための工夫が必要になります。
Q. 過去問はどこで手に入りますか?
A. 日本ソムリエ協会から公式の過去問集は販売されていません。試験を申し込むと教材の冊子が送られてきます。また、当日配られる問題用紙は持ち帰れるので、この記事ではその中から3問を引用して紹介しています。
Q. 独学でも合格できますか?
A. わたしは独学で合格しました。ただし、ソムリエやワインエキスパートを目指す方は、シルバーの段階で学習の型を作っておくと、あとが楽になります。独学に不安がある方は、ワインスクールで体系的に学ぶ選択肢もあります。
独学に不安がある方へ|わたしが通っているスクール
わたしは現在、アカデミー・デュ・ヴァンに通っています。教室で講師に直接質問できるので、独学で行き詰まったところを解消しやすいのが利点です。実際の授業の雰囲気や講師の印象は受講レビューの記事にまとめています。
無料体験もあるので、気になる方は一度のぞいてみてください。










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