
こんにちは、木村硝子店のグラスが好きなソムリエのいちごです。
おしゃれなワイングラスは、特別な夜をさらに輝かせる魔法のアイテムです。
どんなワイングラスでワインを飲むかによってワインの品質にも影響します。
この記事ではソムリエのわたしがおすすめするワイングラスをご紹介します。


社会人7年目のときに「田崎真也ワインサロン」でソムリエ対策講座を受講。
2002年 ソムリエ資格取得
2005年 シニアソムリエ資格取得
現在アカデミー・デュ・ヴァンの受講生。知識をブラッシュアップしつつ、ワインを学びたい人向けにこのサイトを運営。
どうしてグラスの形が違うの?おいしさの秘密は“香り”にあり
ワイングラスはただの容器じゃありません。
実はグラスの形が変わるだけで香りの広がり方や口当たりが全然違うんです!
ワインの香りをしっかり楽しむには、グラスの「ボウル(ふくらみ)」と「口径(飲み口)」がとっても大事。
赤ワインは空気に触れさせて香りを開かせるために大きめのボウルが◎。
白は香りが逃げすぎないよう少しすぼまった形がベターです。
赤・白・泡、それぞれにぴったりなグラスの種類とは?
「とりあえず一つ」もいいけれど、ワインの種類に合わせたグラスを選ぶと、もっとおいしく感じられます。
- 赤ワイン用グラス:大きめでふくらみがしっかり。ピノ・ノワール用は特に丸っこくてチャーミング。
- 白ワイン用グラス:小ぶりで香りを閉じ込めやすい形。冷たいまま楽しめるのもポイント。
- スパークリング用グラス:細長い“フルート型”が一般的。泡が長く続いて、見た目もエレガント♡
初心者でも安心!グラスの選び方、3つのヒント
「どれがいいのかわからない…」という方も大丈夫!初心者さんにおすすめなのはこの3ステップ。
- まずは万能タイプを1脚持とう
赤にも白にも合う「中くらいのサイズのグラス」が一本あると安心! - 飲む頻度&好みで選ぶ
赤が多いなら赤用グラスを優先、スパークリング好きならフルート型を追加してみて。 - 手に取ったときの「ときめき」も大事に
見た目の好みも大切。気分が上がるデザインだと、ワインの時間がもっと楽しくなりますよ。
きゅん♡とくる、おすすめグラスブランド5選
ここからは、おすすめの素敵なワイングラスブランドをご紹介♪
初心者でも買いやすくて、使いやすいものを厳選しました。
RIEDEL(リーデル)
リーデルはグラス界の王道でオーストリアに本拠地を置くグラスウェアのブランドです。1756年の創業以来、ワイングラスの革新者として知られています。リーデルのグラスは、ワインの種類によって味わいが異なることに着目し、その特性を最大限に引き出す形状に設計されています。例えば、ピノ・ノワール用のグラスは果実味を前面に出す形状が選ばれているのです。また、リーデルは機能美を追求するデザインで、テーブルセッティングを洗練されたものにします。初心者は「オヴァチュアシリーズ」がおすすめ!


italesse(イタレッセ)
イタレッセはプロ御用達の機能美グラス。1979年に創業し、その革新的なデザインと高品質な製品で知られるようになりました。イタレッセの特徴は、使い勝手がよく、同時に美しいフォームを持つ製品を多数展開している点です。バーウェア、テーブルウェアからユニークなデザインの特別なグラスまで、幅広いラインナップを誇ります。特に、アウトドアやカジュアルなシーンにも対応する耐久性のあるグラスは、世界中のホテルやレストランからも支持されています。デザイン性も高く、家飲みでもレストラン気分に♡


SCHOTT ZWIESEL(ショット・ツヴィーゼル)
SCHOTT ZWIESELは、ドイツが誇る高品質なクリスタルグラスウェアの老舗です。1872年の創業から、技術革新に注力し続けてきました。特に、SCHOTT ZWIESELの製品は耐久性に優れ、飲み物の味を損ねることなく長期間使用することができます。このブランドが開発した「Tritan®テクノロジー」は、グラスを強化し、割れにくく初心者でも安心。毎日使いたくなる丈夫さが魅力です。そのためプロのバーテンダーやソムリエからも頼りにされています。


HOLMEGAARD(ホルムガード)
HOLMEGAARDは、デンマークを代表する北欧の美しさが光るガラス製品ブランドです。1825年の創業以来、卓越した職人技によるハンドメイドのガラス製品で知られています。温かみのあるシンプルながらも洗練されたデザインが特徴で、北欧のライフスタイルを体現しています。ガラスの花瓶やランタン、ドリンクウェアなど、どの製品も日常生活に温もりと美しさを加えるアイテムです。特に、HOLMEGAARDの製品はギフトとしても人気が高く、大切な人へのプレゼントにもぴったりです。


木村硝子店
日本が誇る老舗硝子ブランド。繊細で無駄のない美しさは、おうちワイン時間を特別なものにしてくれます。
木村硝子店は、日本の東京に店舗を構える老舗ガラス製品専門店です。1934年に開業して以来、国内外の様々な硝子製品を取り扱っています。木村硝子店の特徴は、国産ガラスにこだわり、日本の伝統的な美意識を現代的に解釈した製品を展開している点です。すっきりとしたシンプルなデザインのグラスから、雅やかな和食器まで、幅広い品揃えが魅力です。また、木村硝子店では、オリジナリティ溢れるオーダーメイドの製品も扱っており、個性的なアイテムを求める人々に支持されています。繊細で無駄のない美しさは、おうちワイン時間を特別なものにしてくれます。





ステムが短いので日常シーンでも使いやすく、わたしは家飲みでは木村硝子店のワイングラスを愛用しています。
正しいワイングラスの使い方
ワイングラスを正しく使うことで、ワインの風味を最大限に引き出すことができます。
グラスの持ち方から、注ぎ方、飲み方、そしてお手入れと保管方法まで
正しいワイングラスの使い方を学びましょう。
グラスの持ち方
ワイングラスを持つ際には、グラスの足(ステム)を持つのが一般的です。これは、手の温度がワインに直接伝わるのを防ぎ、ワインの温度を適切に保つためです。足を持つことでグラスが安定し、指紋も残りにくくなります。ついついグラスのボウル部分を持ってしまう人もいますが、これによってワインの温度が上がってしまうことがあるので注意が必要です。また、足を持つことで、ワインの色や輝きを正確に評価することができます。
注ぎ方と量
ワイングラスへの正しい注ぎ方は、ワインの種類によって異なりますが、一般的にはグラスの1/3程度が目安です。これにより、グラス内でワインを転がすことができ、酸素との接触面積を増やしてワインの香りを引き立てることができます。グラスを傾けて静かに注ぐことで、泡立ちを抑えることができるのもポイントです。特に、シャンパーニュやスパークリングワインでは、泡を大切に扱うため、注ぎ方にはさらに注意が必要です。
飲み方
ワインを飲む際にはそのマナーも極めて重要です。最初のステップとして、ワインのアロマを充分に感じるためグラスをゆっくりと傾けましょう。これはワインの香りを堪能する「ノーズ」のプロセスであり、ワインを味わう上で欠かせない要素です。次に、口の中でワインを滑らかに動かし、その繊細な味を探ります。呼吸時には、口を少し開けて香りと味を同時に楽しむことで、より豊かな体験が可能となります。飲み方一つでワインの印象が大きく変わるため、毎回の飲酒が新たな発見につながります。
お手入れと保管
ワイングラスを清潔に保つことは、その輝きを長持ちさせる秘訣です。使用直後に暖かい水で丁寧に手洗いすることが大切であり、特に指紋や口紅の跡などは細心の注意を払って除去しましょう。洗浄剤を使用する際は、後味の影響を避けるために、香りが残らないよう十分なすすぎが重要です。乾燥は、グラスを逆さにして風通しを良くし、布ではない専用のツールで触れることで、指紋を付けないよう心掛けましょう。また、保管時には、グラス同士が触れ合わないようにすること、ほこりを防ぐためにクローゼットやケースを活用することが望ましいです。このように丁寧にワイングラスを扱うことで、その美しさと機能性を保つことができます。
まとめ:お気に入りのグラスで、ワインがもっと楽しくなる♡
グラスにこだわるだけで、いつものワインがちょっとリッチに感じられます。
初心者でも、まずは「ときめく一本」から始めてみませんか?
お気に入りのグラスがあるだけで、ワインとの距離がぐっと近づきますよ♡


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