
こんにちは、はじめの一杯はいつもシャンパンを飲むいちごです!
「シャンパンって特別な日だけのもの」「なんとなく高級で手が出しにくい」──そんなイメージを持っていませんか?
実は、シャンパンは初心者でも気軽に楽しめる発泡性ワインのひとつ。
たしかに価格帯はやや高めですが、基本を押さえれば、自分にぴったりの1本を見つけることができます。
この記事では、「シャンパンって興味あるけど、よくわからない」という初心者の方に向けて、失敗しない選び方や美味しい飲み方のコツを、やさしく・わかりやすく解説します。
これを読めば、もう「なんとなく」でシャンパンを選ぶことはなくなるはずです。


社会人7年目のときに「田崎真也ワインサロン」でソムリエ対策講座を受講。
2002年 ソムリエ資格取得
2005年 シニアソムリエ資格取得
現在アカデミー・デュ・ヴァンの受講生。知識をブラッシュアップしつつ、ワインを学びたい人向けにこのサイトを運営。
そもそも「シャンパン」ってなに?初心者が知っておきたい基礎知識


まず、「シャンパン」は実は「スパークリングワイン(発泡性ワイン)」の一種です。ですが、すべてのスパークリングワインがシャンパンではありません。
シャンパン(Champagne)と名乗れるのは、フランスの「シャンパーニュ地方」で、厳格な製造ルールに従って造られたものだけ。 それ以外の国や地域で作られた発泡性ワインは「スパークリングワイン」と表記されます。
✅ シャンパンの定義
- 生産地:フランス北東部のシャンパーニュ地方(AOCで保護)
- 使用品種:ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネが主要
- 製法:瓶内二次発酵
この製法により、繊細で長持ちする泡と、複雑で奥行きのある味わいが生まれます。
発酵が2回行われる分、手間もコストもかかるため、価格はやや高めになりますが、その分の価値はしっかりあります。
✅ 他のスパークリングワインとの違い
- プロセッコ(イタリア):タンク内で二次発酵。果実味が強く、軽やか。
- カヴァ(スペイン):シャンパンと同じ瓶内二次発酵だが、価格はリーズナブル。
- 日本のスパークリング:和食と相性の良い繊細なタイプも多い。
つまり「シャンパン」はスパークリングワインの中でも特別な存在なんですね。
初心者でも安心!シャンパンの選び方3つのポイント


① 味わいのタイプをチェックしよう
シャンパンには甘さのレベルに応じて呼び名が変わります。
ラベルに表記されていることが多いので、選ぶときの参考になります。
表記 | 意味 | おすすめの人 |
---|---|---|
Brut(ブリュット) | 辛口(最も一般的) | 最初の1本に最適 |
Extra Brut(エクストラ・ブリュット) | 非常に辛口 | キレのある味が好きな人 |
Demi-Sec(ドゥミ・セック) | やや甘口 | スイーツと一緒に楽しみたい人 |
Sec(セック) | 中辛口 | 食後にも飲みやすい |
② ブドウの品種を意識してみよう
使用されているブドウの種類によって、シャンパンの味は大きく変わります。
とくに「ブラン・ド・ブラン(白ぶどうのみ)」や「ブラン・ド・ノワール(黒ぶどうのみ)」という表示に注目するとわかりやすいです。
- ブラン・ド・ブラン:シャルドネ100%。爽やかで繊細。女性人気も高め。
- ブラン・ド・ノワール:ピノ・ノワールやピノ・ムニエ。コクがあり、肉料理にも合う。
③ 初心者は価格帯3,000円〜6,000円が目安
いきなり1万円以上のシャンパンを選ぶ必要はありません。初心者は3,000〜6,000円前後のエントリーモデルで十分。スーパーやワインショップ、ネット通販でも手に入ります。
美味しく飲むために!知っておきたいシャンパンのマナーとコツ


① 適温は7〜9℃。冷やしすぎ注意!
シャンパンの魅力は「泡」と「香り」。冷えすぎると香りが立たず、温すぎると泡が飛んでしまいます。冷蔵庫で2〜3時間、または氷水で30分程度冷やしておくのがベストです。
② グラス選びで味が変わる!?
一般的には細長いフルート型グラスが使われますが、実は「チューリップ型」や「白ワイングラス」もおすすめ。香りがよく開き、味わいがより豊かに感じられます。
③ 注ぎ方にコツあり
グラスを斜めにして、内側に沿わせるようにゆっくり注ぎましょう。一気に注ぐと泡立ちすぎて炭酸が抜けてしまうため注意。
④ 開けるときは「ポンッ」じゃない?
シャンパンを開けるとき、大きな音を立てるのが正解だと思っていませんか? 実は、本場では「音を立てずに静かに開ける」方がスマートとされています。コルクを手で押さえながら、瓶をゆっくり回して抜くのがポイントです。
初心者におすすめのシャンパン3選(予算別)
① ニコラ・フィアット ブリュット・レゼルヴ
- 価格:4,000〜5,000円台
- 味わい:バランスがよく飲みやすい。最初の1本に◎
- 特徴:フランスで最も売れている人気ブランド


② モエ・エ・シャンドン ブリュット・アンペリアル
- 価格:5,000〜6,000円前後
- 味わい:爽やかな酸味とフルーティな香り
- 特徴:世界中で愛されるシャンパンの王道


③ ヴーヴ・クリコ イエローラベル
- 価格:6,000〜8,000円
- 味わい:コクと厚みがあり、食事に合いやすい
- 特徴:女性人気が高く、ギフトにも最適


まとめ|「難しそう」と思っていたシャンパンがぐっと身近に


シャンパンは「特別な日だけ」の飲み物ではありません。
正しい知識と少しのポイントを押さえれば、ふだんの食事やおうち時間にも取り入れられる、おしゃれで奥深いワインです。
最後にポイントをおさらい:
- シャンパン=シャンパーニュ地方の特別なスパークリングワイン
- 初心者は「味のタイプ」「ブドウ品種」「価格帯」で選ぶと失敗しない
- 適温・グラス・注ぎ方を工夫すれば、ぐっと美味しくなる
- 3,000円台から楽しめる、おすすめシャンパンもある
「なんとなく選ぶ」のは今日で卒業。あなたもぜひ、ぴったりの1本を見つけて、シャンパンの魅力を味わってみてください。
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