五一わいんの畑は無料で見学できます|長野・塩尻の訪問記

長野県塩尻市の五一わいん、売店の入り口。ワイン樽に「五一わいん」の文字
いちご

こんにちは、ソムリエのいちごです!

2026年10月の初旬、旅行の途中で偶然近くを車で通りかかり、思い切って五一わいん(林農園)に立ち寄ってみました。

長野県塩尻市にあるワイナリー「五一わいん(林農園)」では、ぶどう畑を無料で見学させてもらえます。

ワインが好きな方が近くまで来たなら、ぜひ寄ってほしい場所です。

ぶどうが育つ畑を自分の足で歩けて、売店ではその土地のぶどうから造られたワインを買って帰ることができます。

売店には有料の試飲がありますが、車で行く場合はもちろん試飲はできません。

私もこの日は運転でしたので、飲まずに畑の見学と買い物だけを楽しんできました。

この記事を書いた人

社会人7年目のときに「田崎真也ワインサロン」でソムリエ対策講座を受講。

2002年 ソムリエ資格取得
2005年 シニアソムリエ資格取得

現在アカデミー・デュ・ヴァンの受講生。知識をブラッシュアップしつつ、ワインを学びたい人向けにこのサイトを運営。

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五一わいんのぶどう畑は無料で見学できます

五一わいんでいちばんお伝えしたいのが、農場(ぶどう畑)の見学が無料でできることです。

見学したいときは、売店のスタッフさんに声をかけて申し込む形になっています。

ワイナリーというと「予約が必要で、しっかり準備して行く場所」というイメージを持つ方が多いと思います。

けれど五一わいんは、通りかかって立ち寄った私のような人間でも、気負わず畑を見せてもらえる雰囲気でした。

ソムリエ試験の勉強をしていたとき、ワインスクールで教わった「垣根仕立て」(ぶどうの木を垣根のように横一列に並べて育てる仕立て方)を、実際にこの目で見ることができて感動しました。教科書で読んだだけだった景色が目の前に広がっていました。

なお、ぶどう畑は農作物を育てている現場です。立ち入りができる範囲や見学の方法は時期によって変わることがありますので、当日はスタッフさんの案内に従ってください。

五一わいん(林農園)はどんなワイナリーですか

五一わいんは、株式会社林農園が手がけるワインのブランド名です。創業者の林五一さんが1911年(明治44年)に桔梗ヶ原へ入植して果樹づくりを始め、1919年(大正8年)ごろからワインづくりに取り組んできた、100年を超える歴史を持つ造り手です。

日本の赤ワインを代表する品種のひとつ「メルロー」を、1950年代のはじめに長野県内でいち早く植えたのもこのワイナリーとされています。桔梗ヶ原メルローという名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

桔梗ヶ原という産地について

桔梗ヶ原(ききょうがはら)は、塩尻市にある標高700メートルほどの一帯の地名です。長野県のワインづくりの中でも古い歴史を持つエリアで、周辺には複数のワイナリーが点在しています。

つまり五一わいんは、「たまたま1軒だけぽつんとある」ワイナリーではなく、産地まるごと楽しめる地域の入り口のような場所です。時間に余裕があれば、ほかの造り手もあわせて回ると、産地の個性が見えてきます。

売店で買った「竜眼(りゅうがん)」という白ワイン

出典:五一わいん

売店では、竜眼(りゅうがん)という品種で造られた白ワインを1本買って帰りました。聞き慣れない名前かもしれませんが、長野県で古くから栽培されてきた、白ワイン用にも使われるぶどうです。

竜眼は「善光寺ぶどう」という別名でも呼ばれ、もともとは中国から日本へ伝わったぶどうだと言われています。

私は最近中国のワインに興味があるので、この名前を見た瞬間にうれしくなって手に取りました。

竜眼の白ワインは、一般には辛口からやや辛口に造られることが多い品種です。ただし造り手やつくり方で味わいは変わりますので、飲んでみるまで分からない楽しみがあります。

実際に飲んでみると、軽やかな口当たりで、お食事と合わせやすいワインだと感じました。

ピノ・グリに近いと聞いていたとおり、重すぎずすっと飲める味わいでした。

売店の雰囲気とスタッフさんの印象

売店は大きな施設ではありませんが、スタッフさんがとても気さくで、話しやすい雰囲気でした。

ワインに詳しくない方でも、「どれを選べばいいか分からない」と正直に伝えれば相談しやすいと思います。

竜眼というぶどうは飲んだことがなかったので、「シャルドネに近いですか?それともピノ・グリに近いですか?」とイメージを伺ってみたところ、「ピノ・グリに近いですよ」と教えてくださいました。

知っている品種にたとえて説明してもらえると、とても分かりやすかったです。

知らない品種に出会ったら、まずは売店で聞いてみる。これが産地でワインを買うときのいちばんの近道です。

五一わいんを訪問する前に確認したいこと

訪問前に押さえておきたい基本情報をまとめました。営業時間や試飲の内容・料金は変更されることがありますので、お出かけ前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

所在地長野県塩尻市大字宗賀1298-170
売店の営業時間9:00〜16:30(最新情報は公式サイトで確認してください)
定休日年末年始(最新情報は公式サイトで確認してください)
農場(畑)の見学無料。売店スタッフに申し込みます
試飲有料。運転される方・未成年の方は利用できません

車で行く方は、同行者と「誰が運転するか」を先に決めておくと安心です。運転しない方だけが試飲し、運転する方は買って帰って家で飲む、という分担にすると、どちらも楽しめます。

買ったワインを車に長時間積みっぱなしにすると、温度の変化で味わいが落ちてしまうことがあります。持ち帰り方や帰宅後の置き場所については、ワインの保存方法|開栓後もおいしく楽しむコツもあわせて読んでみてください。

ワイナリー見学を初心者が楽しむコツ

ワイナリー訪問は、知識がなくても十分に楽しめます。大切なのは「全部を理解しようとしないこと」で、気になったことをひとつだけ持ち帰るつもりで行くと気が楽になります。

  • 畑では、ぶどうの房より先に「葉の様子」や「地面の傾き」を見てみる
  • 知らない品種名を1つメモして、売店で説明を聞く
  • 買うのは1本か2本にしぼり、帰ってから飲む日を決めておく
  • 運転する日は、試飲なしでも満足できる計画にしておく

「そもそもワインの選び方が分からない」という方は、失敗しないワインの選び方|シーン別・味わい別の完全ガイドを先に読んでおくと、売店での会話がぐっと楽になります。赤ワインの選び方に興味が出てきたら、ボルドーワインを選ぶ際に考慮すべき3つのポイントも参考になります。

竜眼の白ワインはどんな料理に合いますか

辛口からやや辛口に造られることが多い品種なので、一般的には和食や野菜中心の料理、白身魚などと合わせやすいタイプです。

私は生ハムとルッコラのサラダに合わせてみました。生ハムの塩気とルッコラのほろ苦さに、竜眼の軽やかな酸がすっとなじんで、重くならずに最後まで楽しめました。

てんぷらと合わせても良いと思いました。

まとめ

五一わいんは、桔梗ヶ原という歴史あるワイン産地で100年以上ワインを造り続けてきたワイナリーです。

そして何より、ぶどう畑を無料で見学させてもらえるのがうれしいところでした。

旅行の途中にふらりと立ち寄った私でも、畑を歩き、売店で知らない品種のワインに出会うことができました。

長野方面へ行く予定のある方は、ぜひ候補に入れてみてください。

営業時間や試飲の内容は変わる可能性がありますので、訪問前に公式サイトで最新情報を確認してからお出かけくださいね。

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この記事を書いた人

J.S.A.認定シニアソムリエ。ワインについてもっと学ぶこと、旅行、ドライブに情熱を注ぎ、世界が提供するものを探求するのが大好きです。ワインは初心者にとって敷居が高いものだと理解しているので、ワインを楽しみ始めたばかりの人たちのために、わかりやすいワイン情報を伝えたいと思います。一緒にグラスを傾けて、ワインの世界を楽しみましょう。

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