いちごこんにちは、ソムリエのいちごです。
レストランでワインリストを渡されて「どれを選べばいいか分からない」と困った経験はありませんか?
ワインショップに行っても、ずらりと並ぶボトルを前に立ち尽くしてしまう。そんな悩みを持つ方は多いと思います。
実は、ワイン選びは難しくありません。いくつかの基本的なポイントさえ押さえておけば、自分好みのワインや、その場にぴったりのワインを選べるようになります。
この記事では、ワイン初心者の方に向けて、具体的で実践的なワインの選び方をご紹介します。


社会人7年目のときに「田崎真也ワインサロン」でソムリエ対策講座を受講。
2002年 ソムリエ資格取得
2005年 シニアソムリエ資格取得
現在アカデミー・デュ・ヴァンの受講生。知識をブラッシュアップしつつ、ワインを学びたい人向けにこのサイトを運営。
ワイン選びの基本|まず知っておきたい6つの分類


ワインを選ぶ第一歩は、ワインの種類を知ることです。ワインは大きく分けて6つのタイプに分類されます。
① スパークリングワイン
② 白ワイン
③ ロゼワイン
④ 赤ワイン
⑤フレーバードワイン
⑥フォーティファイドワイン
ではもう少し補足します。
スパークリングワイン|華やかな泡が魅力


シュワシュワとした炭酸が特徴のワインです。乾杯の一杯としても人気があり、食前酒として最適です。
フランスのシャンパーニュ地方で造られたものだけがシャンパンと呼ばれます。シャンパンは瓶内二次発酵という手間のかかる製法で造られるため、きめ細かい泡が長く続くのが特徴です。
スパークリングワインは甘口から辛口まで幅広く、価格帯も1000円台から数万円まで様々です。初心者の方は、まず辛口のスパークリングワインから試してみることをおすすめします。
シャンパンについてさらにくわしく知りたい場合はこちらをご覧ください。


白ワイン|爽やかで飲みやすい


白ぶどうを原料に造られるワインで、キリッとした酸味とフルーティーな香りが楽しめます。よく冷やして飲むのが一般的で、魚料理や鶏肉料理との相性が抜群です。
白ワインの味わいは、辛口から甘口まで様々。初心者の方には、程よい酸味とフルーツの香りが楽しめる辛口の白ワインがおすすめです。
白ワインについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。


ロゼワイン|見た目も美しい万能選手


美しいピンク色が特徴のロゼワイン。赤ワインと白ワインの中間のような味わいで、料理を選ばず合わせやすいのが魅力です。
近年は海外で人気が高まっており、おしゃれなレストランやカフェでも楽しまれています。
シーフード料理やサラダ、前菜との相性が良く、夏の暑い日に冷やして飲むと格別です。
さらにくわしくはこちらの記事をご覧ください。


赤ワイン|深みのある味わい


黒ぶどうを皮ごと発酵させて造る赤ワインは、タンニンという渋み成分が特徴です。肉料理との相性が良く、チーズとも好相性です。
赤ワインには軽やかなものからどっしりと重厚なものまで幅広い味わいがあります。渋みが苦手な方は、軽めのピノノワールから始めると飲みやすいでしょう。
さらにくわしく知りたい方はこちらをご覧ください。


フレーバードワイン|香り豊かな個性派


ワインにハーブやフルーツ、スパイスを加えて香りづけしたワインです。サングリアやヴェルモットがこのカテゴリーに入ります。
フルーツの甘さやハーブの爽やかさが加わって飲みやすく、ワイン初心者の方にも親しみやすい味わいです。
フォーティファイドワイン|アルコール度数高めの個性派


醸造過程でブランデーなどのアルコールを加えたワインで、通常のワインよりアルコール度数が高めです。スペインのシェリーやポルトガルのポートワインが代表的です。
食前酒やデザートワインとして楽しまれることが多く、独特の風味があります。
初心者が覚えるべきぶどう品種6選
ワインのラベルには、使われているぶどうの品種名が書かれていることが多くあります。品種の特徴を知っていると、自分の好みに合ったワインを選びやすくなります。
白ワイン用品種


シャルドネ|王道中の王道
世界中で栽培されている白ワインの代表的品種です。産地や造り手によって味わいが大きく変わるのが特徴で、樽熟成したものはバターやバニラのような香りがあり、ステンレスタンクで熟成させたものはフレッシュで果実味が豊かです。
どんな料理にも合わせやすく、まず試してほしい品種です。
ソーヴィニヨンブラン|爽やかでハーブの香り
グレープフルーツやハーブを思わせる爽やかな香りが特徴です。キリッとした酸味があり、よく冷やして飲むと夏にぴったり。魚介類やサラダとの相性が抜群です。
フレッシュな味わいが好きな方におすすめの品種です。
リースリング|上品な酸味とフルーティーさ
ドイツを代表する白ワイン品種で、りんごや白い花を思わせる華やかな香りがあります。酸味がしっかりしていて、甘口から辛口まで幅広いスタイルがあります。
エレガントな味わいが好きな方に向いています。



わたしは一杯目のシャンパンの次は、ソーヴィニヨンブランを選ぶことが多いです。
赤ワインの品種


カベルネソーヴィニヨン|力強くコクがある
世界中で最も栽培されている赤ワイン品種です。カシスやブラックベリーのような果実の香りと、しっかりとした渋みが特徴。ステーキなど肉料理と抜群に合います。
フルボディの赤ワインが好きな方におすすめです。
ピノノワール|優雅で上品な味わい
イチゴやチェリーのような赤い果実の香りと、繊細な味わいが魅力です。渋みが控えめで飲みやすく、赤ワイン初心者の方にもおすすめできる品種です。
ブルゴーニュ地方のピノノワールは高価ですが、チリやオーストラリア産なら手頃な価格で楽しめます。
シラー|スパイシーで個性的
濃い色合いとスパイシーな香りが特徴の品種です。黒こしょうのようなスパイス感があり、しっかりした渋みと力強い味わいがあります。
個性的な赤ワインを楽しみたい方におすすめです。
シーン別|失敗しないワインの選び方


自宅でリラックスして飲むとき
自宅で気軽に楽しむなら、1500円から3000円程度のワインで十分です。料理に合わせて選ぶと、より食事が楽しくなります。
白身魚や鶏肉料理には白ワイン、牛肉や豚肉料理には赤ワインを合わせるのが基本です。迷ったら、万能なロゼワインを選ぶのも良いでしょう。
レストランで注文するとき
レストランでワインを選ぶときは、ソムリエやスタッフに相談するのが一番です。料理の内容と予算を伝えれば、最適なワインを提案してくれます。
恥ずかしがらずに「ワインは詳しくないので、おすすめを教えてください」と伝えましょう。予算は一人あたり3000円から5000円程度を目安にすると良いでしょう。
ギフトとして贈るとき
ワインをギフトとして贈る場合は、3000円以上のものを選ぶと安心です。有名産地のワインや、受賞歴のあるワインを選ぶと失敗が少なくなります。
相手の好みが分からない場合は、シャンパンやスパークリングワインがおすすめです。華やかで特別感があり、喜ばれることが多いです。
接待やビジネスシーンで
接待の場合は、相手の好みをさりげなく聞いておくことが大切です。赤ワインか白ワインか、辛口か甘口か、軽めかしっかりめか、具体的に確認しましょう。
予算は一人あたり5000円以上を目安に。有名なシャトーやドメーヌのワインを選ぶと、安心感があります。
味わいから選ぶ|自分の好みを見つける方法


辛口か甘口か
ワイン初心者の方は「辛口」という言葉に戸惑うかもしれません。ワインでいう辛口とは、糖分が少なくドライな味わいを指します。
白ワインの場合、ラベルに「Sec(セック)」や「Dry(ドライ)」と書かれていれば辛口、「Doux(ドゥー)」や「Sweet(スイート)」なら甘口です。
初めは辛口の白ワインやスパークリングワインから試してみるのがおすすめです。
軽めかしっかりめか
赤ワインを選ぶとき、軽めかしっかりめかは重要なポイントです。
ピノノワールやガメイは軽めで飲みやすく、カベルネソーヴィニヨンやシラーはしっかりした味わいです。
渋みが苦手な方は、まず軽めの赤ワインから始めましょう。
フルーティーか複雑か
フルーティーなワインは果実の香りが前面に出ていて親しみやすく、複雑なワインは多層的な香りと味わいがあります。
初心者の方はフルーティーなワインから始めて、徐々に複雑な味わいのワインにチャレンジしていくと、ワインの奥深さを楽しめます。
ワイン選びでよくある失敗と対策
値段だけで判断してしまう
高いワインが必ずしも美味しいとは限りません。1000円台でも素晴らしいワインはたくさんあります。
逆に、安すぎるワインは品質に問題がある場合も。1500円以上を目安にすると、安定した品質のワインが選べます。
ラベルのデザインで選んでしまう
おしゃれなラベルに惹かれて選ぶのも楽しいですが、中身が伴わないこともあります。
信頼できるワインショップで、スタッフのおすすめを聞きながら選ぶのが確実です。
保管方法を考えていない
ワインは温度変化や光に弱いお酒です。購入後は冷暗所で保管し、なるべく早めに飲むことをおすすめします。
長期保存する場合は、ワインセラーの購入も検討しましょう。
まとめ|ワイン選びを楽しもう


ワイン選びで大切なのは、基本的な知識を持ちながらも、自分の好みを大切にすることです。
まずは6つの分類と6つの品種を覚えておけば、レストランやワインショップでスムーズに選べるようになります。
そして、いろいろなワインを試しながら、自分の好みを見つけていきましょう。
失敗を恐れず、気になったワインを試してみること。それがワインを楽しむ第一歩です。
この記事を参考に、あなたにぴったりのワインを見つけてください。










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